精度の上がったかつら

昔から、かつらは広く使われてきました。
日本では頭髪が薄くなることが恥であるという文化や考え方があるため、おおっぴらにかつらを使っているということは言いづらいものです。
かつらと共に、植毛という技術も進化していますが、価格の面で言えばかつらの方が手軽ですし、時間も比較的早く済むという点で、かつらはいまだに多くの人に使われているアイテムになっています。
少し前までのかつらは、生え際の部分がすこし違和感が残っている印象が強く、そこで、かつらであることが人にバレてしまうことが多くありました。
やはり自然に見えるかつらを装着したいという要望は強く、今では「いかに自然に見せるか」ということに特化したかつらがどんどんリリースされている状況です。
CMなどでは費用対効果が良い植毛が多くアピールされていますが、かつらの技術がすたれているわけではなく、すでにかつらというものが業界の中では基本的なアイテムになったということを意味しています。
なので、植毛の相談に行くと、かつらという選択肢もあるという話をされることもあります。
かつらの良いところは、自分で装着できること、そしてメンテナンスを自分で行えるところにあります。
植毛などは、はずすという行為が不要なので非常に楽ではあるものの、メンテナンス自体を自分ではなかなか行えません。
なので植毛のメーカーや施術をしてもらった場所に通うという部分が発生してしまいます。
もちろん「かつら」もメンテナンスが必要ですが、外して自分でケアなどを行えるため、植毛に比べると楽に使えますし、しっかりと大事にメンテナンスを行うことで寿命は飛躍的に延びますから、長い目で見た場合にはかつらも良い選択肢であることが分かると思います。
生え際部分(つまり地肌の見え方)を徹底的に研究されたかつらが出てきたことで、一時期、自然な生え際の見え方になる植毛に人気が集まっていましたが、だんだんとこの地肌の自然さという点でかつらへの再評価が高まっているのも事実です。
従来のかつらは一つの場所から毛を植えつけているため、生え際が全く見えないという問題がありました。
ウィッグなどのファッションアイテムとしてのかつらであれば、流行やおしゃれという観点なので気にはならないのですが、薄毛を隠す目的のかつらにはその要素は非常に邪魔だったため、最近のかつらの技術の高まりによって、分散した植毛ができるようになり、非常にナチュラルで自然な髪型を作れるかつらが生まれてきたのです。